“ あれは恋愛でなかったし、これも恋愛でない。そういって残るこの頑さはなんだろう。どうしてそんなひどいことゆうの、と言われて、わかんないよ、おれが君のこと好きだったら話は簡単なんだけど違うんだ、と。わからない、喧嘩したわけじゃない、ただお互いにひどく傷つけたし傷ついた、このことだけが確かだ。人から受けた好意を足蹴にしてきたのは僕なのだろう。都合良く好意をちらつかせ、相手から愛情を引き出し、重たくなれば去ってきたのは僕の方だろう。もてるのね、とひやかされる、が、そうではない。弱く振舞うものは愛される、そしてそこにある擬装は端的に悪だろう。”